第3の生活スタイルに合わせたリノベーション完成

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昨年の10月にリノベーションのお話の相談をいただき、その物件が完成しました。
最初は、キッチン入替だけの予定でしたが、私と年齢も近いご夫婦で、やはり会話の中で将来の夫婦の生活スタイル、子供たちが巣立った後の事、共感できることがたくさんあって、自分たちがまだまだ元気なうちに実行に起こそう!という事となりました。
毎日生活するお家って意外と不満点や我慢点があるけど、生活できないわけではないからスルーしてしまっているというか、目をつぶって生活してるんですよね。
でも、今回色々お話を聞いて行くと、出てくる!出てくる!希望のカタチ。

↑は、BEFOREなんですが、当初中古マンションを買った状態のまま日々生活されていました。
最近、私個人的に思うのですが、収納量はたくさんできた方が絶対いいよ!って、よく耳にしますが、果たしてそうなのかな~。
そこに住まれるご家族によって、生活スタイル、お家にあるもの、使う物って全然違うのに…
ただただ、むやみやたらに収納量って言うけど、多ければ良いってもんでもなく、必要に応じた収納方法なんだと思うんですよね。
キッチンの吊戸棚なんて、典型的ですよね。
普段使わないタッパーや重箱、水筒、引き出物でもらった食器、後はいつか使うかも?っていうある事すら忘れられているものが、とりあえず納められる場所。
そんなの本当にいるのかな~???
自分が歳老いて行った時に、踏み台に乗って高い所の物を取ったり、そんな危ないことするかな~??
なら、いっそのこと無かったら無いなりの工夫をしたらいいんじゃないの??
ってのが私の本音。
変に小さい引出しがいっぱいあっても、時間が経てばどこにしまったか忘れてしまう。それもいる?
とりあえず…みたいな収納を今回は思い切って失くしてしまいました。

↑しっかりご自分のお家に向き合ってもらった結果のAFTERです!
今回の工事に伴い断捨離していただきましたが、不要なものってビックリするくらい出てきます。
見てわかるように、本当に必要なものしか残らなくなると、スッキリ・シンプルな生活になりますよね。
これって、理想のカタチな気がしませんか?
年齢を重ねると、年々増える『アレどこになおした?』っていう無駄な時間もぐーんっと減り、自分で把握できる範囲で必要なものだけをというシンプルな生活ってイライラすることも減って穏やかに過ごせると思いませんか??

老後生活も考慮して、
食事スタイルもシンプルにすることで家事もしやすい。
和室の段差も無くして掃除もしやすくなる。
使っていない床の間も自分たちに合わせた収納にすることで使いやすく。
どんなものがお家の中にあるのか考えた上で、それぞれの収納場所を決めてやると分かりやすい。
行きつくところは、自分に合ったカタチの『Simple is Best!!』
右に倣えで、みんな一緒であることだけが正解ではないなと、つくづく感じた楽しいリノベーションでした。

それぞれのライフスタイルに合ったリノベーションを一緒に考え、
それをカタチにし、お客様が喜んでくれる顔を見れる。
何十年もやってるけど、それが最高に楽しくて、喜びを感じれる、この仕事が、やっぱり好きだな~。

最後に、オーナー様から『Ginnan屋さん、ええ仕事しますね~!』と
これまた最高なお言葉を頂戴し、私たちは普通に当たり前のようにやってることに、そのように言ってもらえると今までの努力が報われるような晴れやかな気持ちになり、帰り道はいつもより足取りが軽く感じられた日でした♪

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